呼吸器内科

当医院では、気管支喘息や長引く咳など肺の病気の専門的な診療を行っています。
咳の原因は感染症、アレルギーなど多岐にわたりますが、ていねいに診察し、レントゲン撮影、肺機能検査、採血検査を組み合わせることにより適切な治療を行います。さらに詳しい検査、入院が必要な場合には、大阪警察病院、大阪赤十字病院、NTT西日本病院と緊密に連絡をとりあって紹介いたします。
「タバコをやめたい」とお考えの方のための健康保険を使った禁煙外来を行っています。気管支喘息の症状がよくならない、風邪の後いつも咳が長引く、階段を上ると息切れがおきるなどにこころあたりはありませんか。タバコは肺の病気を進行させます。禁煙治療のお薬は、禁煙によるいらいらを減らすので、タバコがやめやすくなります。

睡眠呼吸障害

眠っているときにひどいいびきをかく、息が止まるなどが特徴の睡眠時無呼吸症候群の診断と治療を行っています。寝起きに頭痛がする、疲れがとれない、昼間もねむくてつらいなどを感じていませんか。また、この病気は、眠気だけでなく、高血圧、心臓病などもひきおこすので、適切な診断と治療が必要です。自宅で簡単に検査が行える検査機器を備えていますので、まず、電話で検査の予約をお取り下さい。

関連サイト
http://www.sleep.or.jp/

睡眠時無呼吸症候群の原因

もともと扁桃腺が大きい、あごが小さい、肥満などが原因でのどが狭くなっている方は、睡眠により体の緊張が解けると舌が落ち込んでのどを完全にふさいでしまいます。疲労が重なったり、飲酒、睡眠導入剤を使ったりするとさらに呼吸が止まりやすくなります。呼吸をしていないことを「無呼吸」と言います。

睡眠時無呼吸症候群が及ぼす影響

この病気では、1回あたり数分間にわたり息が止まる「無呼吸」が眠っている間に数十回も断続的におこります。「無呼吸」の間は体に酸素が取り込まれないため、酸素不足になっています。酸素不足は心臓や脳をはじめ全身に大きなストレスを与えており、睡眠をとっても体を休めることになっていないのです。

検査方法

まず、「無呼吸」の回数と「無呼吸」の間にどの程度酸素不足になっているかを記録する装置を使って検査を行います。これを自宅に持ち帰り、装着して寝ていただきます。小さな装置ですので、睡眠を妨げません。データを解析して診断いたします。

検査結果の判定と治療

睡眠中の「無呼吸」の回数と酸素不足の状態から重症の状態であると判断した場合には、「無呼吸」のときに空気を送り込む装置をつかって「無呼吸」を解除する治療をおこないます(CPAP療法)。また、「無呼吸」が中程度であっても症状がつよい、あるいは心臓の機能が悪化しているなどの場合には、より精密な検査を受けてもらい、この治療が必要か判断します。
当院には睡眠時無呼吸の検査装置をそなえています。検査を希望される場合には、あらかじめ電話で予約をお取りください。

呼吸器内科

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病気をお聞きになったことがありますか?
たばこが原因で気管支や肺が壊れて十分に酸素が取り込まれなくなるために咳、痰、いきぐるしさが生じる病気です。
たばこを吸っている方だけでなく、他の人のたばこの煙を吸うことが多い方にもおきます。
階段を上がるときに息切れを感じたり、咳や痰が続いたりするなら要注意です。
ほかの肺の病気と区別するために肺のレントゲン写真や肺機能検査をおこなって診断します。
最近、COPDは肺だけでなく、全身の病気と関連することがわかってきました。
たとえば骨粗鬆症、やせ、心臓の病気を悪化させます。
治療は、吸う薬で咳・痰・いきぎれを軽くし、病気が進むのを止めます。息切れが起こらない程度に体を動かして体力を維持します。また、禁煙が大切です。禁煙を助ける薬をつかうと楽に禁煙ができます。いったん壊れてしまった肺は元に戻りませんので、なるべく早く診断して治療を始めることが重要です。

その他の呼吸器疾患

せき、いきぎれでお困りの方に適切な診断と治療をおこないます。
また、呼吸器専門医の経験を生かして、大きな病院でしか診療できない慢性呼吸不全(肺結核後遺症、慢性肺気腫、間質性肺炎)、在宅酸素療法、在宅NPPV療法、在宅人工呼吸療法、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症などのあらゆる呼吸器の病気について相談、治療をお引き受けします。
院長は身体障害者(呼吸器障害)の指定医です。呼吸器の病気により体に不自由が生じた場合の相談に応じます。

肺気腫、慢性気管支炎の関連サイト
http://www.copd-jp.com/

診療案内COURSES